工場に入る前は、白衣を着てから手を良く洗って殺菌するよ。そのあと風でばい菌を落としてから工場に入るよ。

長野牛乳には、長野県内を中心に各地から生乳が運ばれてくるよ。一部には県外の牧場からも生乳が運ばれてくるんだ。

各地から届いた牛乳は、一度検査されるよ。異常がなければ、遠心力を使って小さなゴミを取り除いて、きれいな状態にしてから冷却して貯乳タンクへ送られるよ。

ホモゲナイズと呼ばれる脂肪の大きさを整える作業を行うよ。栄養成分の「脂肪」は最初の生乳のときは大きさがバラバラで、吸収しにくいんだよ。だから消化を助けるために、脂肪を細かくしていくんだよ。均質化は、乳脂肪の浮上防止などの品質保持にもつながっているんだね。

130℃で2秒間加熱し、すぐに冷却することで味を損なわず殺菌するよ。安心・安全で、おいしい牛乳を作るためにとっても重要な作業なんだね。

キレイに殺菌された牛乳を自動的に紙パックに充てんしていくよ。いよいよ僕たちが、よく目にする姿になるよ。

充てんされた牛乳は、異物が入っていないかチェックを受けるよ。その後に、サンプルが抜き取られて、成分は間違っていないか、有害な微生物がいないか最終チェックがはいるよ。ここまで厳しい検査をするから、安心して飲めるんだね。

さあ、厳しい検査を受けて安心安全が確認されたら、僕たちの食卓に向けて出発するよ。工場の人の「おいしい牛乳で笑顔になってね」という思いが込められて、僕たちのところに届くんだ。