沿革

昭和12年4月17日(1937)

  • 長水牛乳商業組合設立
  • 長野市中御所町4-7
  • 以前より長野市及び上水内郡下に於いて牛乳搾取販売業を営んで居った個人の業者が、当時の大不況に加え過当競争にしのぎを削って居ったことから、役員の一部から共同の牛乳処理工場の建設計画が持ち上がり6、7年間に亘り会議が70回以上、又役員会が100回以上に及んだその結果15名の業者が結束を計り、当時としては我が国でも珍しい施設であったことから国からも補助を頂き、近代的な低温殺菌の共同処理工場が設立され今日の基礎が築かれたのである。設立当時、組合員15名、出資金27,000円、一日の処理約5石、主な販売先として長野県庁、日赤病院及び各病院、学校、長野駅等であった

昭和17年3月1日(1942)

  • 長水牛乳施設組合に改名
  • 昭和16年12月に太平洋戦争がぼっ発いたし食糧及び牛乳が統制の時代に入り、牛乳統制組合が当組合内に置かれた。又設立不参加だった個人の業者2名が指導機関の強い要請により加入され、組合員17名になる。又当時牛乳も軍事用資材に廻され、一部の地域に於いては軍事用資材の生産工場へ出荷を命ぜられた。 昭和20年8月、やがて終戦を迎え益々きびしい食糧難時代が来る。町中からは農村方面へ買い出しが増え、物々交換によって牛乳を売った時代でもあった

昭和24年4月1日(1949)

  • 中小企業法が施行され、長野牛乳商業協同組合に改名をする

昭和24年6月1日(1949)

  • 更級郡及び埴科郡の一部を編入する
  • 24年には牛乳も統制から外され、戦前の自由企業に戻った。終戦後は次第に平和と共に経済も徐々に回復のきざしを見せ、時代と共に牛乳の需要も多く見込まれる様になり、組合の組織拡大を目的として、範囲を更級郡、埴科郡へ広げ再三協議の結果3名の加入を決定する

昭和30年5月1日(1955)

  • 工場内の機械設備充実
  • この時代に於いては1日の処理量も15石に達し、機械も設立当時のもので能力も限界に達したので、大型殺菌機及び全自動洗びん器の購入をいたし、さらにこれまで人力によって作業を行って居ったボイラーに自動投炭機を設置して、工場内の充実をはかった

昭和39年6月1日(1964)

  • 5名の組合員加入
  • 牛乳の需要が益々高まり、長野市及び埴科郡、上高井郡の一部の酪農家5名の加入を承認する

昭和40年6月20日(1965)

  • 雪印乳業株式会社と販売提携
  • これまで長野牛乳商業協同組合も年々販売量も増加をして来たが、雪印乳業の長野県進出に伴い検討の結果、将来の見通しから雪印乳業と販売の提携が行われた。従って生産と処理を現行通りに行い、販売を雪印乳業に任せたのである

昭和40年12月6日(1965)

  • 長野市稲里町に宅地購入
  • これまでの長野市中御所の工場は手狭になり、雪印乳業と提携後販売量が増加のため大型車輌等の出入りに支障を来たし限界となり、関係者一同は工場移転のための土地を探して居ったところ、稲里町田牧に適当な物件が競売に出されるとのことで、他にも有力な買い手が希望して居ったが、入札の結果当組合に落札されたのである

昭和42年9月1日(1967)

  • 上高井郡高山村に地域拡大
  • 原料乳の益々必要性から高山村より3名の加入を承認する

昭和43年8月1日(1968)

  • 上高井郡東村に地域拡大
  • 組合の組織拡大を目的として東村から5名の加入を行い、つづいて46年に8名の加入を承認する

昭和44年3月1日(1969)

  • 長野市稲里町田牧1548の新工場に移転、操業を開始する

昭和45年3月1日(1970)

  • 長野牛乳協業組合に組織を変更

    変更理由
    昭和40年代に入り、経済成長が高度化し且つ経済環境の変化により協同組合組織に問題が生じてきた。即ち需要の増大に伴い組合員だけで生産される原料乳では間に合わず、昭和36年頃より逐次近在の一般農家より買入れて需要を満たす状態となり、組合員の増産努力にかかわらず年々その比率が高まり、員外利用率20%位の限度を超えて当時に於いては50%にも及んでいた。その他経営上からも安定性、機動性、発展性から企業性を充分発揮し得る協業組合に変更する必要に迫られ決意した次第であった

昭和48年9月27日(1973)

  • 30周年を記念して善光寺大勧進に於いて物故者の法要をいとなむ

昭和58年11月1日(1983)

  • 中小企業基本法20周年に当り、通商産業大臣から表彰を受ける

昭和61年11月11日(1986)

  • 長野牛乳協業組合50周年記念式典

平成8年12月3日(1996)

  • 創立60周年を記念し、善光寺大本願に於いて物故者法要をいとなむ

平成11年3月25日(1999)

  • HACCP取得

平成14年2月1日(2002)

  • サージ室新設及び大型紙充填機入替工事

平成14年5月31日(2002)

  • 公害施設(水)完成

平成16年11月10日(2004)

  • 長野牛乳株式会社に組織変更

平成21年1月14日(2009)

  • ボイラー室竣工

平成21年6月23日(2009)

  • 台貫更新

平成22年6月14日(2010)

  • 新サージ棟竣工

平成23年7月12日(2011)

  • ジュレ事業開始

平成24年3月22日(2012)

  • 殺菌乳部門でSQF 2000 Level2を取得

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